2008年 1月1日(火・元旦)
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。




2007年12月7日(金)
曲線=気持ちいい・開放感=飽きない」

椅子に座って仕事をすることが多いので、体を動かしたくなる。
お昼に、自転車で15分の区立千歳温水プールで泳いでいる。
気分も変わり、一息つけて、アイデアがわくようになることもある。
この建物は、早川邦彦氏の設計。内外共滑らかな曲線で、隣りに公園があり開放的な空間になっている。

この曲線と開放感が気持ちいい。泳いでいる時に、紅葉を楽しむこともできる。飽きない。
泳いだ後、地下「アクア」のランチ定食580円が得した気分にさせてくれる。
千歳温水プール〜http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004059.html



2007年12月6日(木)
kawaii」

1日にアーカス(茨城県守谷市)というアーティスト・イン・レジデンスのオープンスタジオを見てきました。
アーティストに長期滞在用のスタジオ(元小学校の教室)を提供して、創作活動をし、同時に地域との交流の機会を設けるといったもの。滞在の成果を発表する展覧会が「オープンスタジオ」です。

リー・スーフィー(台湾)の作品は、教室の床・壁・天井を同じ独特のパターンで、ピンクと白の2色に埋め尽くした空間でした。
彼女は、日本文化の一つである「kawaii(かわいい)」を表現したが、できあがってから「人を穏やかにする癒し」という空間ができたと言っていました。
ピンクは苦手な色なのですが、不思議に落ち着く空間でした。

幼さに根ざした愛らしさを含んでいる「かわいい」は、癒しに繋がっていたのです。
自然素材の材料だけが癒しの空間をつくるのではないのです。
下記リンクに作品の写真がのっています。

http://www.tatsuoinagaki.com/kidsart/2007/11/post_4.html



2007年12月5日(水)
建築途中のデータをリアルタイムで残す」

「どう作ってきたか?」が資産価値に繋がる事として、社会的に認められつつあります。
作り手としては、モラルの問題であたりまえのこととしていましたが、
キチンとつくっていることを伝えるコミュニケーションインフラが必要だと考えていました。
住まい手にとって、分かりにくい設計・工事のプロセスを開示する為に、オンラインツールを使って情報共有することをスタートしました。
建築途中のデータをリアルタイムで残し、一つ一つの工程を大切にすることで、建築の品質向上にもつながります。
インターネットのオンラインツールである.Macグループを使い、限定したメンバー(設計・施主・施工会社)が現場の進行状況、スケジュール、議事録等を共有していきます。



2007年10月16日(火)
建築士の構造計算書の偽装という報道がまた流れた。

依頼した構造設計事務所から再委託先での出来事らしい。
建築基準法改正(6/20)前の駆け込み申請。
改正後の申請がきびしくなることを避け、多くの確認申請が殺到していた時期だ。
構造設計事務所は、時間との戦いを余儀なくされた頃だと思う。
忙しさからの偽装。そしてチェックミスへ発展したようだ。
しかし、うそはいけない。うそは信頼を壊す。人との関係を拒絶することだと思う。
うそをついたことを忘れようと思っても、一生、自分に残ってしまう。
                  ・・・本当はやさしさを持っているから。


2007年10月11日(木)
機械駐車場の出入り口に、黄色のプラスチックチェーンを引っ掛けていましたが、

しばらく壊れていました。
以前からこのチェーンが気に入らなかったので、この機会にいろいろ探してみました。
毎度のことですが、気に入った物がなく製作となりました。
PVロープ(ポリエチレンとビニロンの混撚りで、やわらかいオレンジ色をしています。)
太さ16ミリとナスカン(金物)をアイスプライスという方法のロープワークで結ぶことにより、見た目にもしっかりした作りになりました。
これで大切に使ってもらえると思います。


2007年9月3日(月)
6月に植えた朝顔も、そろそろ終わりかなと思いながらも、ぽつぽつ咲いています。

今年の夏は本当に暑かった。・・・
朝顔の葉が風にゆらいでいるだけで、涼しさを運んでくれました。

この暑さで、植物も相当ダメージをうけた模様。朝顔くん、今年はがんばりました。・・・


2007年8月3日(金)
九州大分県急久住高原にあるホテル、レゾネイトクラブくじゅうです。

以前から行きたいと思っていたホテルの一つでした。
TEAM ZOO(象設計集団)の作品の暖かさと、
大草原の中の小さな村的なホテルを味わってみたいとずっと思っていました。
デッキテラスから望む景色といったら、「高原の緑」と「軒を連ねて建っている瓦屋根」と「大きな空」。
この3つ以外は何も見えないのです。ほんと。・・・
めったに味わえないホテルでした。
 


2007年6月18日(月)
 

昨日から3泊のサットンプレイスホテル上野の試泊です。
画像は、昨晩泊まった11階のシングルルームです。
アメニティが、今までのビジネスタイプのホテルと差をつけ選んでいます。
いい感じ。


2007年6月17日(日)

夏といえば、朝顔。というわけで、植えました。
成長が早いです。
さて、梅雨はいったいどこへいったのでしょう。


2007年6月4日(月)

日野市F邸の1年点検へ行ってきました。
緑も増え、いい感じです。
「草取りが嫌で庭をなくしたい」と言っていたお宅と思えません。・・・


2007年5月22日(火)
昨日、SUTTON PLACE HOTEL 上野の完成引き渡しでした。

施主と別れる際、「この建物を可愛がってください。」と口から出てしまいます。
現場に通いつめ、急に足を運ぶ機会がなくなります。
自分の手から離れていくさびしさを感じる時でもあるのです。・・・


2007年5月12日(土)
もらったひまわり(サンスポット)の種を、1週間前に植えたら、もう芽がでていました。

10粒中7つ、芽がでていました。
夏といえば、ひまわり。青い空が似合う花。元気をくれます。
なかなか都内で見る機会が少ない気がしていたので、咲かせたかった花でした。こうご期待。


2007年5月11日(金)
木造の「SE構法」って知っていますか?

集成材建築物で、在来工法より壁量を少なくすることができる木造です。
独自の生産供給システムをもつ為、株式会社NCNが構造計算をし、登録された工務店で建築し、保証をします。
昨日、設計者の為のSE構法設計講習会に参加しました。(SE構法登録建築士ということに。)
SE構法はシステマチックで、住まい手やつくり手にとって、わかりやすい保証と構法です。
壁量を少なくすることが可能なので、特に、間口の狭い敷地の建築にはうってつけです。
住まいは、環境と住まい手の要望から考え、構造を選択していきます。
建築家は、その構造の特徴を生かすつくりを、おこなっていかなければならないと思っています。


2007年5月8日(火)
来月オープン、上野のSUTTON PLACE HOTEL(サットン プレイス ホテル)の改装が完成しようとしています。

泊まってみたいと思えるビジネスクラスのホテル。このことを掲げて設計した、2棟目のホテルです。
上野は、同じビジネスクラスのホテルでも、1棟目の五反田アリエッタホテル アンド トラットリアと異なるホテルになりました。(バリ風とか英国様式とかじゃないですよ。)
見た目のデザインだけにとらわれるのではない、居心地良さを考えるホテルづくりをしています。考え方は、住まいづくりの延長です。

もう一度、泊まりたいと思ってもらえることが大切です。
宿泊客がホテルにいる時だけを考えてつくるのではない、デザインが必要な気がします。
地域に根ざしていることが宿泊客に伝わるデザインを、ビジネスクラスのホテルに取り込んでいけたらと考えています。おやっと思えるデザイン性のあるもので。
高級ホテルでもない、ラブホテルでもない、ホテルをつくれないかと。


2007年5月7日(月)
3日に自ら塗装した、事務所兼住まいの建具。

しな合板フラッシュにリボスのオイル塗装で、やさしい雰囲気をつくることができます。
自然塗料なので、溶剤特有の臭いも残りません。
自主施工したところは、なんとなく、触れたくなったり見とれたりしています。
(自己満足というところでしょうか・・・)

手前右側の引き戸は、中空ポリカーボネードの框引き戸。


2007年5月6日(日)
昨晩、東京フォーラムでおこなわれているラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭に行きました。

ラヴェルのボレロを聞きました。やっぱりライブはいい。・・・
中庭に屋台の車が並び、テーブルで食事やお酒を味わうことができます。
お腹が満たされたところで、音楽を聴きに行く。気候もよく、なんて贅沢なのだろう。・・・
ふだんは人が行き交うだけの空間が、
音楽を楽しみ、食事を楽しむ気持ち良い空間になっていました。
空間だけの力でない素敵な要素が絡み合って、居心地良さがつくられ、充実感が生まれるのでしょう。



2007年5月5日(土)
建築設計プロデュース会社の家夢工房で、5,6日と相談会に参加します。

駒沢の住宅展示場の近くということもあり、住宅メーカーと比較検討する方やどのように土地を選んだらよいかなど、いろいろな立場の人が訪れました。
住まいづくりをどうやって進めていったらいいかわからない、むずかしいことと感じている方が多いようです。
設計事務所の役割を伝える場をつくっていく必要があることを、あらためて感じました。


2007年5月4日(金)
気分転換や体を動かしたいときに、水泳やジョギングをしています。

今日は、ジョギング。
ジョギングは、ipodのnike+で音楽聞きながら時間や距離を計測・記録しながら、走っています。
これが優れもので、月間何キロ走ったということがわかるので、がんばろうという気にさせるのです。(目標には達したことがないのですが・・・)
体感と記録で、進歩していく過程が簡単にわかるということは、すごいことなのです。


2007年5月3日(木)
昨年7月引っ越しした事務所兼住まいの家具や建具の塗装を、コスト削減と塗料のこだわりで、自主施工にしました。

しかし、いまだに未塗装部分が半分残っています。・・・
連休でなんとかしようと、いい天気なのに塗装屋となりました。
荷物をどかしながらの作業で時間がかかります。
準備不足、塗料がたりなく一部残して終了。・・・
こだわった自然塗料は、リボス社のアルドボス(右側)。左側は、用具洗浄用溶剤のスバロス。



2007年5月2日(水)
ここは世田谷。近所の庭の木からとれた無農薬夏みかん。

いただいた夏みかんを使って、ジャムとチョコレートをつくりました。これがおいしい・・・
おすそわけもできました。衣食住の中の「食」の楽しさを感じています。
 


2007年5月1日(火)
打ち合わせ兼ダイニングテーブルに、ペンダント照明をつけようと考えていました。

広さを邪魔しない、存在感の小さな照明器具を。
いろいろ探しましたがこれといっていい物がなく、LampLamp(30W)というユニークな電球のみ購入。しばらく電球とにらめっこ・・・
アイコンとしての電球を、存分に楽しめるペンダントにしてみました。
チープにならないよう、陶器製小モーガルソケットと布製の丸打ちコード(白)、丸型引っ掛けキャップ(ミルキーホワイト)で作成。どうでしょうか・・・
この陶器製小モーガルソケットは、壁への直付けが可能。既成品にはない味がでます。そして低価格。お試しあれ。
 


2007年1月22日(月)
2つのホテル全改修のプロジェクトが進んでいる。

両方、くせのあるホテルだ。
どこにでもあるホテルをつくっても、泊まりたいとは思えない。
現場へ行った後、泊まりたくないという要素がたくさんわき出る。
わき出た後から、泊まりたいというものを思い描いて文字にしてみる。
ひたすら、現場の写真を眺め、泊まりたくなるホテルを頭の中で具体化していく。
このとき、図面を描くことを我慢する。頭が固まってしまうから・・・
そろそろかなぁと思うけど、我慢する。


2007年1月1日(月・元旦)
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。



2006年12月12日(火)
「世田谷トラストまちづくり大学」3回目は、見学ツアー。

感じたことを伝えていきます。
「次世代に引き継ぐ自然と歴史資産」案内役 世田谷トラストまちづくりスタッフ
「成城三丁目こもれびの庭市民緑地」→「成城三丁目緑地」→講義「世田谷のトラスト運動」→「成城五丁目猪俣庭園(旧猪俣邸)」

ボランティア、トラストまちづくりの方々の努力に感謝です。
住まいの近くに自然が感じられる場所を残すことは、やすらぎます。素敵です。
・「こもれびの庭市民緑地」を訪れて感じたこと〜

素敵な環境だなぁ。残っていてほしいなぁと第一印象。
反面、人の手で作られた庭園だからこそ、人のいない遊具のある公園のような、寂しさを感じてしまうことがなければいいなぁと。
ボランティア以外の人が足を運ぶ公園であってほしいなぁと。
雨の降りそうな時で、私達以外に誰も来ていなかったので、余計に心配してしまったのでした。
・「成城三丁目緑地」を訪れて感じたこと〜

湧水を身近で体感することができるとは。
国分寺崖線のすばらしさを知りました。残したい。
・講義「世田谷のトラスト運動」で感じたこと〜
実情のきびしさがひしひしと伝わったという感じ。
やはり、お役所に頼らなければならないのでしょうか?・・・
まちづくりが多様化し、シンプルな世田谷のすばらしさがわかりづらくなっているような。
世田谷のお国(区?)自慢が、単純な言葉で現すことできればできるほど、より多くの人が理解しやすく参加しやすいとも思いました。
また、「世田谷ライフ」とタイアップし、特集くんでアピールしては。
「野川にカワセミいるんですよ。」っと。 びっくりしました。
・成城五丁目猪俣庭園(旧猪俣邸)で感じたこと〜
久しぶりに来ました。設計の仕事をしているので、つい納まりを見てしまうのでした。
民家園に行く機会がありますが、なかなか近代住宅の中にあがれる場所は少ないので、貴重だと思います。保全管理が大変でしょうが、このままの公開をずっと続けていってほしいと思います。
住まいと庭との関係を大切にしている場所なので、住まいから眺めた季節ごとの異なるすばらしさを知れば、季節を変えて訪れて観てみたいと思うでしょう。
映像として残し、奥の部屋で、観ることができたらいいかなあと。

当然、今の時代に古い建物を感じ取っているのですが、古い建物が建てられた時代の時にタイムスリップして、その建物を感じてみたいという欲求がわいてきます。
当時の写真等があれば、見てみたい。生活風景を感じてみたい。


2006年11月30日(木)
今日から「世田谷トラストまちづくり大学」が始まり受講しています。

「仕事でも家庭でもない地域の中での、共生を感じる場所を、住んでいる街に創りたい。」
講義を受けて、感じたことを伝えていきます。
1回目「ナショナルトラスト運動とは」(社)日本ナショナルトラスト協会名誉会長 木原啓吉さん
「ナショナルトラスト運動」、遠い存在の言葉でした。
「自然を守っている団体が活動している」そんなおぼろげな認識でした。
「ナショナルトラスト」=国家ではない国民が環境を守り公開する
なんか自発的でやらされていない感じがして、いいなあという素直な感想です。
実際おこなうことは、たやすいことではないのでしょうが、トップダウンからボトムアップの流れから、あたりまえのことになってきていると思います。
何を守るかについてが興味深く印象に残りました。
費用(cost)・便益(benefit)・分析(analysis)(=数字での表現可能)でない、アメニティ(amenity)の存在。
アメニティといえば、ホテルの客室の洗面カウンター上のアメニティグッヅ程度の知識。
快適・しかるべき物はしかるべき所にあるもの・定義しづらいもの
わかりにくいけど、何となくわかる。人間もしくは日本人独特の共通した「いいなあ」と感じるもの。そんな風に聞こえました。
また、「過去の未練や郷愁の為に守るのではなく、将来の日本人の美意識の為に守る」、この言葉は、ものづくりをやる人間にとって、力づけられる言葉で、ひとつの方向性を導いてくれるなあと感じました。

・2回目
「共生まちづくりの世界」NPOまちの縁側育み隊代表理事 延藤安弘さん
「幻燈会」を聞く(観る)のは、2回目。
延藤先生のあきさせない語りと、先駆的なプロジェクトを恐れず成し遂げていく力強さに感動します。
専門家は、何かとプロジェクトの結論を自分で決定したがります。(特に自分のことですが)
いろんな意見を持っている住民に、預けながら築いていく。
誰が考えても、むずかしいだろうと思うことばかりのプロジェクトを、次から次へと創っていき達成していく。
どこからこのエネルギーがでてくるんだろう?
「住民を信頼しているから、トラブルが起こっても楽しむことができる。」
「このトラブルを解決する時の快感がやめられない。」という言葉が勇気をくれました。
もっと冒険してもいいかもと・・・


2006年11月8日(水)
昨日、北品川の現場の建具屋さんとうちの事務所で長々打ち合わせをしていました。

余計な話しもしましたが・・・
事務所内の建具は、ほとんど引き戸で、上吊りレールや連動式やら、家具と絡ませたり、一般的な住宅では、見ることができない納まりをしています。
北品川の現場も、シューズボックス以外すべて引き戸で、事務所の建具を見ながら今回の現場にあわせて、納まりを確認していきました。
非常に熱心な建具屋さんで、私よりも歳が上でも、ていねいな言葉使いで話しをしていました。
「ものづくりは、お互いの尊敬があってこそ、熱心さが伝わって、良いものが生まれるんだなぁ」と改めて感じた時間でした。
職人さんと話す時って、すごくおもしろい!


2006年10月19日(木)
うちでリデザインした豊島区のマンションが、「東京R不動産」にのっていました。
びっくり! (東京R不動産:新しい視点で不動産を発見し、紹介していくサイト。)
なんと「幽霊なんてこわくない!!」というタイトルで。
まあ、お寺の隣りなので、つけられてもおかしくないけど・・・
だいぶ前から注目していたサイトだけにうれしいかぎりです。
賃貸です。こちらをご覧下さい。
http://www.realtokyoestate.co.jp/estate.php?n=3172


2006年10月14日(土)
打ち合わせで使っている長さ2400のテーブルと椅子をご紹介します。

もちろんダイニングテーブルとしても使用。
なので、天然蜜蝋(ビーズワックス)のみで仕上げています。
(蜜蝋: ミツバチが巣を作るため、腹部から分泌するもの。) なめても安全なのです。
天板はスプルス三層パネルで、脚が桧無垢材(節有)。
いばってなく、やさしい感じがします。
讃岐の舎づくり倶楽部がデザインしたもので、OMエコショップすがで購入しました。
(http://homepage3.nifty.com/ecoshop/)
それぞれ座り心地の異なった椅子を置いています。気分にあわせて座っています。
打ち合わせ中、住まい手にも、それぞれの座り心地を味わってもらっています。


2006年10月12日(木)
今、ホテルの設計のまとめにはいっている。

ふと、ビジネスホテルを辞書で調べると、
「(和製) business+hotel 仕事で出張したビジネスマンを主な客とするホテル。機能的で比較的低料金。交通の便がよい所に立地する。」と書いてある。
「ビジネスに限らず、都市で気軽に(低料金で)宿泊できる施設」ということになる。

ただ、居心地が良く、気軽に泊まることのできるホテルはそうそうない。
ここに風穴をあけたいと思い、ホテルの仕事に取り組んでいる。グレードの高いホテルを少し真似るのではなく、グレードの高いホテルにできない居心地良さの提供を考えている。
宿泊者は、ホテルに住まいと異なる非現実的な要素を望む。もちろんだと思う。
ただ、住まいも今までの家と違って、非現実的な要素を含むことが容易になった。住まいもそうだが、もう一度、「気軽に泊まることのできるホテル」の役割とデザインの関係を考えつくすことが必要な気がしている。


2006年10月2日(月)
移転してからかたづかないと言われながらも、ハンモックチェア(吊り元1箇所のハンモックの椅子版)を購入し、うとうととしています。

来る人来る人座らせ、魅了されていくのです。この揺れと包まれてる感じがたまらない。
家を建てる時、お奨めの椅子の一つです。
つぎは、緑の中、ハンモックで寝てみたい。・・・
ハンモック専門店 hammock2000で購入しました。(http://www.hammock2000.com/)



2006年9月29日(金)
「越後妻有アートトリエンナーレ」に行ってきました。
はっきり言って「面白かった」。
広い地域のあちこちで、常設、期間展示の現代アートに出会えるのです。
小さい頃のオリエンテーリングの感もあって、楽しかった。

3年後にまた行きたい。いや、参加したい。そんな気持ちにさせてくれます。
うなってしまった作品達〜幸(ユキ)のウチ(左)・棚守る竜神の御座(右)
 


2006年3月9日(木)
3/5(日)に東京ガス新宿ショールーム内ホールで、
「建築家との家づくりセミナー」が
開催され、「わかりやすいスマイヅクリ」をテーマに話しました。
建築家という仕事を身近に感じてもらう機会として、いろいろな実例をつくる過程から紹介しました。
プロジェクターの画像をなんと162枚使い、45分での講演。
めまぐるしく変わり、理解してくれたかなぁとちょっと反省しています。
住まいはモノを買うのとはちがい、つくるものだという、住まいづくりのカンをつかんでもらえたと思います。
建築家という仕事を身近に感じてもらう機会があれば、いろいろな場所で話していきたいと思います。


2006年2月9日(木)
「これ、いいなぁ・・・」

障子のように光を透過するコンクリートブロック。ハンガリーのリトラコン社製。
住田光学ガラスから4月から販売です。
現状のコンクリートブロックから比べたら高価な建材ですが、可能性のあるものです。
写真のように壁として利用してみたいですが、サインや照明器具として、小さな所でうまく使うことができそうです。創造がかきたてられる材料です。
 


2006年2月1日(水)
建築家という仕事を身近に感じてもらう機会として。

「建築家との家づくりセミナー」家夢工房(プロデュース会社:TEL03-5758-7861)
主催で、「わかりやすいスマイヅクリ」をテーマとしてお話しします。
日時:3/5(日)13~15時
場所:東京ガス新宿ショールーム内1階ホール(新宿区西新宿3-7-13)
建築のプロである「建築家」と、生活のプロである「住まい手」との共同作業でもある
住まいづくり。
いろいろな実例を、つくる過程からご紹介していきます。

住まいづくりのカンをつかんでください。


2006年1月1日(日)
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。


2005年11月18日(金)
設計事務所が構造計算書を偽造していた事件。あってはならぬ出来事がおこってしまいました。
「建築の信頼が損なわれてしまった。」

ほとんどの設計事務所は意匠、構造、設備設計と3つの専門に分かれて運営しています。
主となる設計事務所は、意匠を専門とする設計事務所になります。構造や設備を専門とする設計事務所に依頼し、プロジェクトをまとめていきます。
おそらく、コスト調整から起こった事件ではないかと推測されます。
「専門職であることの誇り」と「いかに信頼できる構造設計事務所と組んで仕事をしているか」が欠けていたのでしょう。
この事件の詳細が「国土交通省ホームページ」で発表しています。ご覧下さい。
http://www.mlit.go.jp/aneha/index.html

なかの一級建築士事務所は、下記の構造設計事務所と組んで進めています。
構造設計工房デルタ〜http://www.delta-sc.com/
クレモナ建築構造研究所〜http://www.cremona.tv/



2005年10月6日(木)
アスベストによる健康被害は、空気中に浮遊するアスベストを吸入することにより発生します。
(やっかいなことに、潜伏期間が長いこと。)

一般的な人がアスベストを吸入する機会としては、「アスベストが使用されている建造物の中にいる時」や「近くでアスベストが使用されている建造物を解体している時(飛散しているので)」です。公共施設でもアスベスト建材の順次撤去というところもあります。各自治体で相談、情報提供をおこなっています。アスベストの基本的な知識と情報を得ておきましょう。
東京都アスベスト情報サイト
(http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/kaizen/keikaku/asbestos/index.htm)

世田谷区のアスベスト情報
(http://www.city.setagaya.tokyo.jp/topics/kankyou/part/sidou/p3.htm)



2005年8月11日(木)
昨日、文化放送の「くにまるワイドごぜんさま〜 (月曜〜金曜 9時〜12時)」のニッポンの匠という番組で、生で話してきました。
一級建築士って何? どんなふうに仕事してるの? 無理な注文ってありました?・・・

世間話の延長のような、笑いのある番組になり、建築家を身近に感じてもらういい機会となりました。
最後にパーソナリティの野村国丸さんから「中野さんにとって建築士とは何ですか?」と聞かれ、「住まいを楽しくする人。それを実現する人。」と口からでました。
自分の目指していることが変化していること、一歩前進していることを、確かめることができた経験でもありました。
建築家という仕事を身近に感じてもらう機会があれば、いろいろな場所で話していきたいと思います。


2005年7月4日(月)
ニュース等で頻繁に取り上げられている悪徳リフォーム。
あまりにもひどい工事内容と金額が報じられています。(工事とは呼べないと思うのですが)
お年寄りを狙っていることに心が痛みます。・・・

建築士が監理業務をしていれば、この部分は明快になるのですが、ちょっとした小さな工事では、依頼しづらいでしょう。
住まいの構造(構成)は、むずかしいものではありません。
自分で確認し、理解しながら進めていくべきです。わからないことがあれば、工事会社へ説明してほしいことを伝えてください。信頼のおける会社であれば、理解してもらえるように説明してくれます。金額に関しても、見積書の内訳が詳細に書かれていて、材料の単価がわかるはずです。直接、材料のメーカーに確認してみることで、正当かがわかります。

経済産業省が悪質な住宅リフォーム訪問販売等への対策として、過去に各都道府県において特定商取引法に基づく行政処分を受けた事業者名を一括して公表しています。
http://www.meti.go.jp/press/20050701003/20050701003.html
参考にしてください。



2005年3月26日(土)
去年竣エした、歯科医院の1年点検をしました。
久しぶりに施主に会い、いろいろな話しを聞くことができました。

この建物の外観は、医院ということもあり、商業的な目立つサインをやめ、
「歯医者はココだよ」とわかるようにしました。
森永の「おいしい牛乳」のような感じで堅実なサインのみとし、大きなガラスを透して、医師やスタッフの姿が「歯医者ですよ」とサインの代わりになるようにしたのです。この1年で、サインを加えているかと気になりながら向かったところ、竣工時の姿のままでした。

氾濫しているサインや情報が、求めているもの以上に多すぎて、混乱しがちです。
明快で単純に相手に届くサインが、大切だと思っています。
姿形は小さいけど、この街のシンボルとなってほしいです。


2005年3月15日(火)
建築のお金の話しです。

鉄鋼は、2003年12月以降急激に値上がりしました。今、原料原油高を背景に、鉄鋼以外の素材も値上げに動いています。
ガラスやセメント、樹脂の素材各社が値上げに動いているのです。
建築は、あらゆる2次製品からつくられます。最近の時期の異なる見積書を見るとわかるのですが、材料単価、運搬費用が上がっていっていることがわかります。
工事工程の効率を上げる住まいを考え、工事金額に反映させることが大切になってきています。


2005年2月28日(月)
リビングセンターOZONEで、「住み心地はどうですか?」という小さな企画展を見ました。家の住み心地はどんな要素で決まるのか? 7つのキーワードから自分の「住み心地」を見つけていくというもの。住まいの基本をもう一度考える機会になると思います。

その中の1つのキーワードで、「身の丈にあった住まい」という言葉がありました。自分らしい、我が家らしい雰囲気が感じられる、生活と家が馴染んでいるという感じ。

ちょうどOZONEへ行く途中、親父が乗っていた小さな車(トヨタ パブリカ)が止まっていました。懐かしく、珍しいオープンだったので、写真を撮ってしまいました。手入れされていて、大切にされているのがすぐわかりました。車だけでなく、持ち主がそれとなくにじみでている。車に人が乗せられているというのではなく、人が主役になっている。
「表れ方は、住まいとあまり変わらないかも・・・」

「住み心地はどうですか?」この大切な問いかけを持ち続けよう。
住まい手が感じられる愛着のある家を、たくさん創る為に・・・。



2005年2月23日(水)
「人としての普通の暮らし」。この言葉って、気負いがなく、かっこつけもなく楽な感じしませんか?

住まいって数年だけのつきあいで終わるものじゃない。新しかった住まいも懐かしさをどこかに感じさせるようになってしまう。(傷つくし汚れてくるし・・・)
この懐かしさを感じるぬくもりを、大切にしていきたいと思っている。
むかしからある定番の材料をよく使う。懐かしさをどこか感じられるから。そして質素。
仕事や情報等に追われがちで、「人としての普通の暮らし」を見失いやすいけど、呼び戻してくれるような家があったら素敵だと思う。住まいの設計って、施主も建築家も気負ってはいけない。


2005年2月21日(月)
「これから建つ住まいのことを建て主に理解してもらう。」

どこまで理解してもらえているか。どうしたら、理解しやすいか。・・どんな建て主でも考える。
建築って小中学校で勉強しない。今までの生活の積み重ねと情報から作られているみたい。
でも、生きている中で長い時間使っているものだと思うから、自分の住まいを理解してほしい。それもオーダーメードなのだから!
住まいを理解することの中で、「構造」がある。「構造もなんとかシステムだから地震に強い」ということだけではないと思う。部品は同じだけど組み立てる位置や、地盤の性質がそれぞれ異なるのだから。それぞれの住まいに構造の特徴がある。
理解してもらえるように、話していきたいと思う。


2005年2月15日(火)
「自分が建築のデザインを通して何をしたいか?」いや「建築に限らずデザインで何がしたいか?」と、最近ずっと考えていました。
いろいろなプロジェクトを引き出しにいれたままいたんだなぁ・・・と、反省しているところです。
いくつかのプロジェクトを実現するために、ホームページからの発信は必要不可欠です。
近々、それぞれのプロジェクトにアクセスしてもらえるページにします。


2005年2月14日(月)
建築は、住まいであっても公共性があり、街並みを形成しています。

工事が始まる前に施主、施工者と挨拶に廻ります。設計事務所として、「これからこうい う建物ができて、街並みの配慮はこのように考えて計画しています。」というような簡単な案内を渡しています。街並みが自分の住まいを居心地良くしてくれることを、この機会に知ってほしいと思っています。
共有しあう感覚、自分の好きなことや場所が他人と共有できる瞬間は、居心地の良いものです。公共のものとして片づけられがちな街並みは、1戸1戸の個人の建築があるからこそできています。
そんな住まいと公共の一番近いリアリティのある接点こそ、自宅の前の道路なのです。
いかに意識していないかがわかると思います。
最近、公共の場での事件が多発しています。
世田谷区は、平成16年23区内での犯罪認知件数で、侵入窃盗・空き巣・ひったくりで危機的な第1位。そして 強盗(侵入、不侵入)では、第6位(警視庁統計発表)。 

どうりで、お巡りさんや自警団のボランティアのパトロールを頻繁に見かけるようになるわけです。やむ終えない状況だと思います。
こういう状況だからという訳ではないのですが、せめて住まいの前の道路のことを、もう一度意識することで、快適な生活につながらないかと感じています。


2005年2月13日(日)
今日、数組の「これから住宅を建てよう」と考えている方と会う機会があった。僕を含めた数人の建築家と話し、自分の住まいの設計を依頼する建築家を選ぼうというものだ。施主にとって、一度に複数の建築家と会えることは、そう多い機会ではない。選ばれる側としては、シビアな経験でもあるが、選ぶのも何を決め手にしたらよいか迷うところだろう。

このような特別な機会ではなくても、僕は普段から世間に対して、もっとわかりやすい住まいづくりを提供したいと思う。誰にでも理解できる(小学生でもわかる)、仕事にしたい。そんな一目瞭然な建築家となろう。それが必要とされる建築家だと思うから。



2005年1月1日(土)
旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。



2004年9月28日(火)
あいにくの雲の多いお月見となりました。

室内を暗くして、団子をほおばりながら月をぼんやりと眺めていると、気持ちが落ち着き、涼しい風と虫の音を心地よく感じることができます。照明器具の明るさが、本来の夜を感じさせなくしていますね。・・・


2004年9月24日(金)
少し早いのですが、秋を見つけに神代植物公園へ行きました。ボランティアの方がたくさんの木の実を展示し、説明していました。「どこへ行けば見つけることができるのですか?」・・・ここからワクワクする出来事の始まりでした。

ボランティアの方が案内してくれることになりました。木の実の種類と形の多さに驚きがあるのはもちろんですが、木を見ながら実を拾い、「これは落ちるとき、クルクルまわって落ちるんだ」とかしゃべりながら、公園を探索する楽しさのうれしいこと。
知識のない者にとっては、遊びながら楽しく学べてしまう。(多すぎて覚えきれない。)
自然の知識(knowledge)と体験(experience)の大切さを、身近で感じとることができました。


2004年9月23日(木)

土地があっての家づくり。法規的なことも含め、土地の状況を把握した上で、住まいづくりが始まります。細かな点をおさえることで道が開くこともあれば、不可能なことも選別され、次の考えへ進むことができます。
建築家として、住まい手にとって相談しやすい窓口をつくっていきます。
まずは、ホームページから気軽にアクセスできる環境を作りました。ご利用下さい。


2004年9月12日(日)
土地購入から住まいを手に入れること。

基本的な流れは、住まい手がその土地にどんな住まいが可能なのかを知り、土地を購入します。そして、住みたい家への思いを描き、設計者にフィードバックをされながら設計を進め、明快な金額と技術の高い施工で家が建てられます。
しかし、住まい手が土地の情報を得たとしても、そこにどのような住まいが建てられるかがわからない。住まい手にとっての思いが含まれた土地の可能性を、気軽に相談できる場所がない。

なかの一級建築士事務所では、購入前の土地の可能性を住まい手と一緒に検討する機会を、今後多く提供していきます。

具体的には、現地を確認し、近隣の環境を考え、住まい手の思いをうかがった上で、土地の可能性を無料で提示します。(不動産仲介業者のホームページでの土地検索から、仲介業者に問い合わせをして、場所と敷地形状・寸法のわかる資料を取り寄せ、こちらに送っていただいても結構です。)
このようなことから「愛着をもてる住まい」への実現を、スタートしてみてはいかがでしょうか。



2004年8月18日(水)
連日、暑い日が続きます。居心地良さを提供する身として、「今年は、異常気象ですねぇ」と一言ですまされないと思っています。

気象庁の報道発表資料を見ると、今年の東京の気温は、平年と比べ、毎月とも高く、
7月では、+3.1度にもなっています。去年は、冷夏でしたが、日本の年平均地上気温の平年差を調べてみると、1990年代はじめからの高い状態は続いているのです。
(平年差とは平均気温から平年値を差し引いた値です。平年値としては、1971~2000年の30年平均値を使用しています。)
地球温暖化の要因となっている、二酸化炭素排出を防ぐ努力は、大切です。それと同時に、住まいを考えるにあたっては、なるべく機械空調に頼らずに済む、居心地良くする為の建築での工夫を大切にしていきたいです。こう暑いと、快適さのデザインは、本当に大切だと実感する毎日を過ごしています。


2004年7月1日(木)
今年も参加しました。6/19〜21日夏至、1000000人のキャンドルナイト。

「でんきを消して、スローな夜を。Turn off the light.Take it slow.」
キャンドル計9個を使い、19,20日の夜、なるべく電気を使わないようにしました。エアコンもoff。風が強かったので、外はもちろん室内に置くキャンドルの火は、消されそうになるし、大変。本当は、21日もするつもりでしたが、あいにくの嵐になり、窓を開ければ風と雨が降り込んでくるという状況。あえなく断念。エアコンと照明器具にたよるいつもの生活。今年は、生活に火を取り込むことが、いつも簡単ではないのだということを教えられました。あと、街灯が立ち、昨年より外が明るくなっているのにも気がついたのでした。



2004年4月10日(土)
IKEAがふたたび、来年日本に進出という話を聞きました。品揃えが豊富・低価格・品質の良さを持つ、スウェーデンのインテリアショップです。約20年前の初上陸に、ローコストな組み合わせができるキッチンを見て、DIY感覚を残したインテリアショップだと感じていました。どんなお店がオープンするのか楽しみです。


2004年3月31日(水)
あるジャーナリストが、「建築家という人たちは、柱と屋根で成り立っているだけの建物に、ずいぶん複雑な思考回路を経てたどり着くものだと、ぼんやりと理解できるようになった。」
と書いていました。
なんだか、はずかしい。そして気が楽になるものでした。

ここでもいろいろ、むずかしいことを書いているような気がします。
シンプルな生活をする為の建築を、これからも提供していきたい。ほんとそこが基点です。


2004年3月24日(水)
昨日の話の続きです。
暮らしの中のモノと収納に対する考え方のひとつ。module(モジュール)。
住まいの中のモノは、すべて連携しています。単なる商品の集合ではありません。ある程度、規格化された構成単位(モジュール)をもつモノによって、調和のとれた空間をつくることが可能です。ただ、この規格化がポイント。機能を形に変えたデザインのモノで構成しないと、シンプルに構築できない。また、すべてを規格化された中で生活することは、人間を檻に入れるような感がして、人間らしくない。それぞれの住まいを考える中で、どこまでモジュールとして考えるかをはっきりさせてねっていくと、もっともっと明快になるだろうと考えます。



2004年3月23日(火)
住まいの提案の方法のひとつ。edit(編集)。
モノが豊富になり、住まいの中にいろいろなサイズのモノが氾濫していきます。小さな食器から大きな冷蔵庫まで。すべてが連携しているのです。・・・・
長年住んでいると、暮らしが積み重なって、住まいの空間が育っているのだなあと実感できます。(そこまで余裕をもって考えられないのが実状ですが。)
それぞれのモノ同志をうまく組み合わすことによって(組み合わすことが可能なモノを選ぶことによって)、調和のとれた住まいの空間をつくることが可能です。つまり編集するということ。
新しく素敵な空間をつくりあげても、編集を考えないでつくられたものは、住み難くなっていきます。始めに、モノに対する考え方と収納に対する考え方を明確にし、住まいをねっていくことが大切だと思っています。


2004年3月4日(木)
以前と比べて、暮らし方は、多様化していると言われます。(世代での違いや環境[気候など]での違いは、昔からあったはずだけど。)

社会や物が、変化し選択する機会が豊富になり、考え方も1つのことに執着する必要がなくなっている今、建築家という仕事でいろいろな施主と出会う機会があります。
どういう暮らし方を望んでいるか(もしくは試行錯誤しているか)、住まい手のセンスをつかむことが最も大切な作業だと考えています。当然、他人のすべてのセンスを得ることは、とうてい無理な話。(一緒に生活するしかない。・・・)
特に最初にお会いした時、住まい手との会話から想像し、創造していく作業が必要だと思っています。具体的な言葉のやり取りだけでは、創造は生まれません。あるシステムの中での物づくりでは、多種多様である住まい手の求めているものの本当の手助けもできないし、作ることもできないと考えています。ワクワク感もない。

中村好文さんの本の中の「柔軟な心を持った[人間観察家]でなければならない」ということばが、ふたたび響いてきます。


2004年3月2日(火)
明日は、雛祭り。体に付いた、たくさんの不浄を流そうと思うのですが。

ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、白酒・・・いいですねぇ。


2004年3月1日(月)
「写真展 クマのプーさんと魔法の森へ」を観て、感じたこと。
誰もが知っているあのプーさん。物語、おなじみのE.H.シェパードの挿し絵、舞台となったイングランド南東のアッシュダウンフォレスト周辺の風景写真で、プーの世界が創造され広がっていきます。とくに目による風景写真と挿し絵によって。実在の場所(風景写真)に文学の世界(物語・挿し絵)が加わり、現実以外の夢がそこに広がって、魅力をどんどん増していくのです。リアリティが夢を広げてくれること、創ってくれることを改めて実感しました。


2004年2月29日(日)
室礼(しつらい)を紹介します。

「雛祭り」次大夫堀公園民家園にて
大きさといい、雰囲気といい、これぞ雛飾りというものでした。室礼を飾る小道具だけでは、感じられないものがあります。伝統的な風習・文化を楽しめる住まい、そんな考えを持った家づくりをしてみたい。それも都市住宅で。

(雛祭りの由来:三月の上旬に、人形(ひとがた)に不浄を託し、海や川に流し、厄災をはらう風習がありました。捨てていた人形(ひとがた)も「飾り雛」として造られるようになり、江戸時代になると、平安時代の宮廷を模した雛壇の雛人形となっていったそうです。)



2004年2月19日(木)
仕事で、乃木坂の乃木将軍の邸宅の前を通ることがあります。前から気になっていたので、覗いてみると、外観のみですが公開していました。(外から中も覗けます。)
馬小屋と住まいがあり、説明標識どおり、煉瓦造りという点で、馬小屋の方が豪華で住まいは質素な建物でした。
でも、一見質素に見えるのですが、今の一般的な住宅と比べると、洒落た所が見えてくるのです。軒と壁との取り合い付近、その取り合いにある横長の細い木製引き違いガラス窓。裏手の半地下にあたる部分の下屋。どれも規格化された部品を組み合わせる住宅では、決してできないものです。どうも、今の住まいは、人が住む住まいなのに建材の規格にあわせて住んでいるのかもわかりません。その規格が、人の動きにあったサイズとして、考えられたものだとしても。部品の規格サイズが、他の部品のサイズを決定し、最終的に住まいの中の人の感覚を制限しているのだとしたら。感覚を大事にしたいものです。


2004年2月18日(水)
携帯電話infobarのデザインをした、深澤直人さんのデザインは、無印良品の壁掛けCDプレーヤーを購入した時から興味を持っていました。
その頃から、デザインがかっこいいというだけでなく、生活感を持っていて、楽しくさせてくれるものだなあと感じていました。偶然でしたが、±0(プラスマイナスゼロ:深澤さんがデザインした家電や生活雑貨のブランド) の商品を見る機会がありました。まだ発売されていない商品がほとんどなのです。以前から注目していた、液晶TVとそのリモコン(本体もいいのですが、チューブの形のリモコンがいいのです。)・加湿器(ちょっと置き場を考えなくてはいけないのですが、芸術品。)・オーブントースター(新しいのだけど、懐かしさを持っている。)と裏切られないものでした。住まいのデザインも、生活にユーモアを交えながら創造していく。このことが人生を豊かにしてくれる道具の1つに加わるような気がします。それにしても発売が待ち遠しいです。


2004年2月14日(土)
現代美術は、非日常の空間を体験させてくれるので好きです。「クサマトリックス 草間弥生展」を見てきました。草間弥生さんの世界に惹かれたのは、直島のカボチャを見てからでした。2001横浜トリエンナーレと今回で3回目。「シンプルな表現方法で、訪れる人の全身を、心地良く包み込んでしまう」、そんなところが大好きです。

・・・・・・ほんと、心地良い空間つくってるんですよ。・・・・・・


2004年2月8日(日)
忙しさで忘れがちな、室礼(しつらい)を時々紹介していきます。

「コト八日(ようか)」岡本民家園にて
2月8日と12月8日に行われる行事で、この日を「コト八日」とか「コト祭り」と呼んでいました。
主に団子や餅などを作って食べたり、庭先や軒下に長い竿に取り付けて目籠や笊をあげていました。
この籠や笊をあげる理由は、このコト八日の日には妖怪(関東南部では一つ目小僧、神奈川ではミカリ婆さん・メカリ婆さん、関東・中部ではダイマナコ等)が村の家々を訪れると言われており、それらを家に入れるのを防ぐためだそうです。妖怪は目籠や笊の目の多さに驚いて逃げ出すと信じられていたからです。

何か今の時代に欠けているものがあります。  洒落てます。・・・



2004年2月4日(水)
住宅設計の面白さとむずかしさ
「住宅巡礼」中村好文著を読みました。世界各地の20世紀の住宅の名作を訪ね歩いた、建築家の旅日記です。このあとがきのことばで、「私は住宅設計が、建築的な知識や、構想力や専門技術だけでは対処しきれないことを悟りました。・・・・そして、なによりも、人間の行動や動作をつぶさに観察し、複雑な心理の綾を読み解き、市井の人々の喜怒哀楽に共感できる柔軟な心を持った[人間観察家]でなければならないことを教えられました。」と書かれてあります。
ここ3ヶ月で、2件の住宅の実施設計を上げました。なおのこと、このことばが頭の中に残っています。