バルコニーの排水口とFRP防水をチェック

最近は、短時間で強い雨が降る日が増えています。 バルコニーの排水口が詰まっていると、雨水が滞留し、防水層の劣化や漏水のリスクが高まります。 特に、排水口が一つだけのバルコニーは排水経路が限定されるため、詰まりによる影響が大きくなります。

木造住宅のバルコニーでは、FRP防水(繊維強化プラスチック防水)が広く採用されています。 FRP防水は住宅向けとして非常に扱いやすい防水仕様ですが、 排水口まわりのゴミ詰まりや、表面の摩耗を放置すると性能が低下します。

排水口に落ち葉やゴミが溜まると、水が流れにくくなり、あふれやすくなります。 これは防水層に常に水が触れる「滞留状態」をつくり、防水材の寿命を縮める要因にもなります。 こまめな清掃が、もっとも確実な予防策です。

立ち上がり部分にある小さな穴はオーバーフロー管です。 排水口が詰まったとき、または雨量が排水能力を超えたときに水を逃がすためのものです。 ここから水が出ている場合は、排水口や縦樋へつなぐ集水器の詰まりを疑ってください。

FRP防水のメンテナンス

FRP防水は耐久性に優れていますが、トップコート(保護層)は10〜12年ほどで塗り替えが必要です。
細かなひびや色ムラ(摩耗:下地の色が濃く出る、チョーキング:白っぽくなる)が見えてきたら、メンテナンスのサインです。

  • 排水口まわりの定期清掃
  • 表面の傷・摩耗の確認
  • トップコートの定期的な塗り替え
  • 排水経路(排水口・オーバーフロー・集水器)の点検

これらを行うことで、FRP防水は長く性能を保ちます。