擁壁(ようへき)は、土地の高低差を支える大切な壁なんです。
インスペクションでは、古いものや増し積みされたものなど、さまざまな状態の擁壁に出会います。
長い年月の中で、どうしてもメンテナンスが行き届かないこともありますよね。
住まいを長く安心して使うためにも、
まずは、ご自宅の擁壁がどんなタイプなのか、そしてどんな様子なのかを軽く見てみましょう。
タイプが分かるだけでも、だいたいの健全度の目安がわかるんです。

擁壁は、見た目のちょっとした変化が安全性に関わることがあります。
まずは外観をチェックしてみてください。
チェックシートでおおまかな危険度を確認
擁壁の劣化は、専門家でも現場で慎重に判断するほど複雑です。
そのため、一般の方には 国交省の「我が家の擁壁チェックシート(案)」 がとても役立ちます。
このチェックシートは、 「どこを見ればいいか」「何が危険のサインか」 がシンプルに整理されていて、迷わず確認できます。
まずはこのチェックシートを使って、 おおまかな危険度をつかむところから始めてみてください。
擁壁の周りも大切
行政で申請が必要になる 高さ2mを超える擁壁だけでなく、2m未満の低い擁壁も、状態を確認しておくと安心です。 古い造成地では、低い擁壁でも経年による変化が出ていることがあります。
あわせて、擁壁のまわりの地盤や排水の様子、建物まわりの地盤や立ち上がり基礎の状態も、見ておくと良いでしょう。
暮らしを支える部分なので、気づいたときにそっと目を向けておくと安心につながります。
